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和歌山県和歌山市の物件をホームインスペクション(建物調査)致しました。

和歌山県和歌山市の物件をホームインスペクション(建物調査)致しました。

調査日   2023年3月25日
構造 木造
建築年数 22年


<築22年の木造住宅の外壁工事に関する調査>

外壁改修工事の元請業者からの依頼。
下請け業者の施工が非常に悪く、一部手抜き工事がされていたことが工事途中で判明。工事期間に余裕がなく施主の希望で一度完成させざるを得なかった。下請け業者からの支払い金額を減額したことから調停に入った。手抜きによって今後予想される建物のへの悪影響(雨漏れなど)の可能性を検証して、再施工費の支払い要求の証拠としたい。


調査内容:
①現状を目視で確認。
②依頼者から提出された写真、図面等で確認。
③コンセント等からマイクロスコープで可能な限り壁内を確認。


調査結果:
手抜き施工や技術の未熟さが写真、現状の仕上がりで確認できた。
①防水シート施工の技術不足。
②防水シート、無粋テープ施工についてメーカーマニュアルを無視した施工が施されている。
③サイディング施工に必要なジョイナーの未施工
④コーキング施工のためのサイディングの目地幅が不均一。
⑤コーキング施工のためのサイディング目地幅が30㎜近くある個所が存在。
⑥改築前の防水シートを残したまま上から新たな防水シートを施工している。


<結論>
下請け業者は当該施工者を同業者の紹介で今回の施工を依頼された。依頼者は紹介者を信用して紹介された業者に施工を依頼した。その技術料については全く把握できていなかった。
施工者は自分勝手な言い訳で、施工精度が悪いということを説明している。
当該建物の調査によって、当該施工業者の技術は素人程度の技術力、知識しかないことが判明。新たに再施工を施さないと持ち主に対して将来雨漏れなどの危険性が発生する。


目地幅が30㎜程度ある


防水シートに皺がよっている。
これによって水の道ができ、雨漏れの原因を作る。


防水テープがマニュアル道理施工されていない。雨漏れの原因。


目地幅が均一でない。
伸縮の結果、目地が破断される可能性が大きい。
雨漏れの原因となる。

調査費用 基本調査費+マイクロスコープ調査+鑑定書作成
¥495,000(消費税込み)